東北大学 社会にインパクトある研究 持続可能で心豊かな社会の創造

しなやかで心豊かな未来の創造

心に豊かさを灯す社会の創造~科学・技術を適切に組み入れて~

心の豊かさ
科学・技術が進展する現代にあって、本当の心の豊かさとは何かが問われている。この新たな問題に対処し、いかにして科学・技術を社会に適切に組み入れ、精神的豊かさに繋げるかが人文社会科学にとっても喫緊の課題となっている。
その解決のために、「福祉」、「善い暮らし」、「幸福」という意味をも包括するWell-beingの概念の本質を明らかにし、その作業を軸にしてこの概念を社会へと実装可能にする提言を行う。すなわち、この概念を多角的・総合的に解明し、東北地方の災害体験および地域の価値観とも関連づけることを通じて、「良く生きること」の内実を根本的に吟味し、同時に、社会生活や医療、環境、工学などの現場でその有効性を具体的に検証し、さらには翻って、それらの成果をどのように「良く生きること」の具現化に適切に組み込みうるかを探究して、心に豊かさを灯す社会の実現に貢献する。
※1 well-being1とは、社会のあり方や人の生き方の「良さ」や「善さ」を指す。広くは日本語の「よさ」(よい)に相応する概念だが、幸福(「良さ」)と道徳性(「善さ」)が結びつけられることも多い。

プロジェクトの概要

社会的課題 生命倫理や環境倫理、工学倫理などの議論を通じ、科学・技術が社会に及ぼす影響が自覚 されるようになった。こうしたなかで、人間や社会を中心に据える見方が強調されるよう になり、科学・技術の意思決定に様々な利害関心関与者が参加することが求められている。 また、東日本大震災を経て地域に根付く知や規範が見直されており、そのようなローカル な知を科学・技術の意思決定に組み込んでいく必要性が生じている。
解決の方法 本プロジェクトでは、福祉や善い暮らし、幸福という意味をもつ「Well-being」という概 念に注目する。地域・社会に根ざしたWell-being を確立し、それを具体化するような科 学・技術の意思決定を実現することで、心豊かな社会に貢献することを目指す。具体的に はWell-beingとは何かを思想史・社会科学・地域研究・科学・技術の観点から探求し、 Well-being を実現するようローカルな知を反映した科学・技術の意思決定の方法論を開 発する。その方法論を実際の研究に対して適応・評価し、普及・人材育成につなげる。
東北大学の強み 東北大学文学部・文学研究科では、2003 年度よりWell-being とは何かについて研究を 行ってきた。理系研究科などとの連携実績や、60年以上にわたる東北文化の研究がある。 また、理系研究科などに文理融合領域の研究をしている研究者がおり、地域と密着した災 害研究も行われており、分野・部局を超え、地域に根ざした研究・活動を行うことができる。
プロジェクトの効果 本プロジェクトを通じて見過ごされてきた東北地方の価値を再評価すると同時に、様々 な人々が参加し、その多様な知や期待、懸念を組み込んだ科学・技術と社会を構築する。 また、社会と科学を調和的に考え、行動/研究する人材を育成する。
組織体制 本プロジェクトでは、東北大学文学研究科が中心となってWell-beingを探求する。また、 様々な部局に所属する研究者が集まった科学・技術と心豊かな社会研究センターが、 Well-being研究の成果を踏まえて科学・技術の合意形成の方法論を確立し、実装に向け たシンクタンク機能を果たし、さらには人材育成の場となる。

推進責任者| 直江 清隆 教授(文学研究科)

プロジェクトの進捗状況

2016年12月15日 本プロジェクトのプロジェクトメンバー一覧を公開しました。
2016年10月14日 本プロジェクトのグランドデザインを公開しました。
2016年7月29日 社会にインパクトある研究のウェブサイトを開設し、本プロジェクトの題目、理念を公開しました。

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