
従来の地域研究としての日本学の特殊性を克服して、日本文化の普遍的な意義を見出し、新たな文化的価値を創造することによって、価値観が多様化するなかで混迷を深めている世界に、日本文化の「普遍的な独自性」を提示することを目指す。
日本は、長い歴史的経緯のなかで、渡来する諸外国の文化を受容し、また、わが国独自の文化を開花させてきた。この受容と創造の歴史過程のうちには、世界の人々が共感しうる、普遍化可能な独自の文化と多文化融合の可能性が秘められており、この可能性を尋ねつつ、日本の文化的価値を再構築し、新たな人間理解の方向性を創造することが、重要な課題となっている。
地理的にも文化的にも日本の周縁をなしてきた東北地方は、日本を内からも外からも眺めることができる位置にある。そのような場で東北大学が培ってきた各分野の研究成果を結集・融合することによって、まさしくこの課題の解決に貢献し、世界の人々の心を豊かにする視点および思考方法を切り拓くことが可能になるであろう。
日本は、長い歴史的経緯のなかで、渡来する諸外国の文化を受容し、また、わが国独自の文化を開花させてきた。この受容と創造の歴史過程のうちには、世界の人々が共感しうる、普遍化可能な独自の文化と多文化融合の可能性が秘められており、この可能性を尋ねつつ、日本の文化的価値を再構築し、新たな人間理解の方向性を創造することが、重要な課題となっている。
地理的にも文化的にも日本の周縁をなしてきた東北地方は、日本を内からも外からも眺めることができる位置にある。そのような場で東北大学が培ってきた各分野の研究成果を結集・融合することによって、まさしくこの課題の解決に貢献し、世界の人々の心を豊かにする視点および思考方法を切り拓くことが可能になるであろう。
プロジェクトの概要
社会的課題 | 世界では、グローバル化が進行する中、価値観の衝突によって対立や紛争の激化、他者を排除する思想の広がり、自然環境の破壊など深刻な問題が生じている。日本においても、様々な社会問題が顕在化し、新たな価値の創出が求められている。また、世界へ向けた日本の文化的価値観の発信も近年その必要性が叫ばれているが、日本の情報発信力の不足は対外的なプレゼンスの低下を招く結果となっている。 |
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解決の方法 | 本プロジェクトは、日本文化の普遍的な意義を見出し、新たな文化的価値を創造することを目的とした新しい日本学、「創造する日本学」を構築し、日本文化の「普遍的な独自性」を提示することを目指す。世界の人々が共感しうる文化的価値を提示することによって、世界、そして日本が直面する課題の解決に貢献し、世界の人々の心を豊かにする視点や思考法を創造する。 |
東北大学の強み | 東北大学は、伝統的な日本学の豊富な蓄積があるばかりでなく、全世界の主要な大学との連携による新しい研究の推進にも取り組んでいる。さらに、東北地方に根ざした地域文化の研究においても実績を上げている。このような特色のある研究成果を結集・融合することによって、今までになかった新たな研究分野を開拓し、その成果を社会に還元することが可能である。 |
プロジェクトの効果 | 本プロジェクトでは、「調和と共感」「日本人の思想形成」「日本人の行動様式」「技術・ものづくり文化」「東北の地域社会」などのテーマに沿って日本文化の創造的価値を明らかにし、学術・教育分野において貢献するだけでなく、政府の対外事業への参画、企業や地域との連携事業の推進などによって日本の文化力向上、価値の対立によって生じる問題の解決を目指す。 |
組織体制 | 東北大学文学研究科、国際文化研究科、東北アジア研究センターに所属する、歴史、文化、言語、イメージの専門家が、それぞれのテーマごとに領域横断的な研究ユニットを構成してプロジェクトを推進する。 |
推進責任者| 安達 宏昭 教授(文学研究科)
大野 晃嗣 教授(文学研究科)
クラウタウ・オリオン 准教授(国際文化研究科)
荒武 賢一郎 教授(東北アジア研究センター)
プロジェクトの進捗状況
2022年4月11日 | 本プロジェクトのメンバー一覧を更新しました。 |
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2017年7月11日 | 本プロジェクトのメンバー一覧を公開しました。 |
2017年7月4日 | 本プロジェクトの研究・実践集を公開しました。 |
2016年11月4日 | 本プロジェクトのグランドデザインを公開しました。 |
2016年7月29日 | 社会にインパクトある研究のウェブサイトを開設し、本プロジェクトの題目、理念を公開しました。 |
関連サイト
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